猛暑・酷暑と体温調整の誤作動|リンパ療法とピラティスで夏バテ対策
今年の夏は、体温調整が狂いやすい!?
今年は特に《梅雨前線の早期消滅》《猛暑・酷暑の長期化》という異常な天候が続いており、人の体温調節機能(自律神経)に大きなストレスをかけています。
🌡️ 体温調整の誤作動と身体への影響
人間の体は季節に合わせてゆっくりと「汗腺・血管・代謝」を調節しますが…
☀️ 梅雨明けが早すぎた2025年は…
- 本来まだ“梅雨モード”でいるべき時期に、突然35℃超の猛暑へシフト
- 汗腺のトレーニング(暑熱順化)が追いつかず、うまく汗をかけない
- 自律神経がパニック状態に → 「体が熱いのに冷えを感じる」「ずっと疲れている」「眠れない」などの誤作動が起こる
🌀 不眠・疲労・自律神経の乱れにつながる例
- 皮膚血管の“開閉バグ”により、体熱の逃がし方が不自然に
- 冷房の効いた室内と屋外の寒暖差ストレス(5℃以上あると交感神経が緊張しっぱなし)
- 冷たい飲み物・食べ物の取り過ぎによる内臓冷え
なぜ「体温調整の誤作動」が起こるのか?
体温を調節するのは、自律神経と皮膚の血管・汗腺の働きによるものです。
しかし、以下のような環境ストレスが重なると、そのシステムに“誤作動”が起きやすくなります。
- 急激な気温差(室内外で5℃以上)
- 冷房による長時間の冷え
- 冷たい食べ物・飲み物の取りすぎ
- 睡眠不足や不規則な生活リズム
結果として、疲労感・不眠・頭痛・むくみ・内臓の冷えなどが現れ、「夏バテ体質」になってしまうのです。
🌿 体温調整を整えるためのアドバイス
① 汗腺トレーニング(朝夕の軽い運動・温冷シャワー)
- できるだけ汗をかく習慣をつける(無理せず)
- 朝や夕方に散歩・ストレッチで体温リズムを再設定
② 冷えすぎ注意(冷房28℃+扇風機の併用がおすすめ)
- 外との寒暖差を5℃以内にキープ
- 首・お腹・足首を冷やしすぎない(汗が引いてから冷やす)
③ 温かいものをあえて摂る
- 白湯・味噌汁・温かい緑茶・スープ
- 消化も助けて副交感神経が働きやすくなる=「リラックス&眠れる体」に
④ リンパ整体&深呼吸
- 胸郭リンパ・首・鎖骨まわりをゆるめることで熱と気のめぐりが改善
- 呼吸が深くなり、体温コントロールに関わる自律神経(視床下部)も整いやすくなります
リンパ療法で《体熱の流れ》を整える
汗をかけない・体が冷える・むくむ…。その背景にはリンパの詰まりが大きく関わっています。
特に夏は、
- 首・デコルテのリンパ節が熱を逃す要
- 脇・腹部・脚のリンパが冷えとむくみのカギ
当院のリンパ療法では、皮膚表層の緊張をゆるめ、リンパ液の自然な流れをサポート。
「汗をかける身体」=自然な冷却力を取り戻すお手伝いをしています。
ピラティスエクササイズで《巡り》と《呼吸》を高める
暑さに負けない体をつくるには、筋肉と深部の呼吸を鍛えることも重要です。
ピラティスは、
- 深層筋(インナーマッスル)を使って姿勢と体温を安定させる
- 胸郭を広げて深い呼吸 → 自律神経をリセット
- 骨盤底筋を動かし、内臓とリンパの流れを活性化
体幹を支える筋肉を動かすことで、血流と熱の巡りがスムーズになり、「体が冷えにくく、こもりにくい」状態に近づいていきます。
🌿整体的視点:体温調整=「熱と巡りのコントロール」
- 熱がこもる→のぼせ・イライラ・不眠
- 熱が足りない→冷え・胃腸トラブル・だるさ
- →このバランスを取るのが「内臓調整×リンパ×呼吸整体」です
🍜 沖縄の「ソーキそば」の知恵=《天然の冷房》
沖縄では暑い日に熱いものを食べて汗をかき、体温を自然に下げるという「能動的な冷却法」が根づいています。
🔥食べる → 🌡️一時的に体温上昇 → 💧汗をかく → 🌬️汗が蒸発 → ❄️体温が下がる
この仕組みを利用して、冷房に頼らず体温を調節することができるんですね。
他にもインドや東南アジアでも「暑いときこそスパイス料理」という文化や、身近な食べ物では
- 熱いスープ・味噌汁
- 代謝を高める香味野菜(しょうが・しそ・ねぎ)
- 軽く汗をかくストレッチや入浴
こうした方法で自律神経とリンパの流れを活性化し、エアコンに頼らず涼しさを得る体づくりが可能です。
🌻 夏こそ《内から整える》
エアコンの冷たさに頼りすぎず、身体本来の「冷却システム=汗・血流・呼吸・内臓」を高めることが、夏バテや不眠を防ぐカギです。
🎐 暑さに負けない「巡る体」をつくりましょう
急な猛暑に負けないために必要なのは、「冷やす」よりも「流す・整える」という視点。
整体・リンパ療法・ピラティスを通じて、夏でも疲れにくく、眠れる体を育てていきましょう。
不眠・疲労・むくみ・冷えが気になる方は、ぜひ一度ご相談ください🌸