抗生物質と聞くとどんな病気にも効くイメージがありますが、全く違った認識(セカンド・オピニオン)として本書では語られています。
すぐ抗生物質を出す医師は良くない、と聞いた事があったがまさにその通りかもしれません。
これから冬にかけて空気が乾燥してくると、手肌が荒れて、皮脂バリアが壊れがちになります。
過度なアルコール消毒は、手肌から必要以上に皮脂を奪うので手荒れの原因になり、自然免疫の一番の基本である皮膚のバリア機能が働かなくなります。
過度なアルコール消毒を避け、保湿を心掛けましょう。
本書はタイトル通り、我々を構成しているのは大半が微生物であり、マイクロバイオータと上手に付き合っていくべきだと言います。
20世紀後半から現れた肥満や自閉症なども微生物が原因ではないかと言う研究もあるようです。
その他、帝王切開で新生児に微生物がプレゼントされないとか、食物繊維の摂取が不足しており微生物のエサが減少しているなど、興味深い本です。
「爪の垢でも煎じて飲ませたい」なんて表現がありますが、あながち間違っていないのかもしれないですね (^.^)