
【 恒常性 維持 機能 】
またの呼び方『ホメオスタシス』✨
人の生命は、誕生して40億年。
長い時間のなかで、繰り返し起こってきた環境の変化に対して進化を遂げてきました。
この環境の変化に対する基本的な対応のシステムが『ホメオスタチス』で、環境の変化に対して常に体内を最適に安定した状態に保とうとしてくれるシステムです。
ホメオスタチスは、自律神経・内分泌系・免疫系を中心に営まれています。
①「恒常性」という環境が変化しても体の状態を一定に保とうとする生体的働き
②「リズム」という体内時計による調節
③「エイジング」という死に至るまでの不可逆な変化をその時々の最適な状態に保とうとするしくみです。
生命はこの3つの時間構造で成り立ち揺らぎながら、レベルを保って歳を重ねています。
スキンホメオスタシス=皮膚の恒常性維持機能
という言葉は聞いたことありますか??
私達の体は、身体の内部や外部の変化に関わらず、機能が一定に保たれる性質=恒常性、ホメオスタシスがあります。
暑くても寒くても体温が一定に保たれるのも、このおかげです。
ホメオスタシスはお肌を健康な状態に保つために大切なはたらきです。
このはたらきが乱れてしまう原因は、紫外線、空気の乾燥・汚れ、精神的なストレスや不規則な生活、加齢などがあります。
常にホメオスタシスを維持するために、自律神経も365日休まず働いています。
日中になれば交感神経が優位になり活動を活発になり、リラックスしている時や眠る前には副交感神経が優位になり、人間にとって必要な休息をもたらしてくれます。
気温差が激しい季節や、多忙を極めている方、人間関係で悩みを抱えている方など、自律神経が乱れやすくなります。
エステサロンで日常から離れた空間でお手入れを受けると、お家では難しい角質や毛穴、シミやしわ、たるみのお手入れが出来ますので、さらに一歩踏み込んだスキンケアと栄養補給が出来ます。
何より、副交感神経が優位になることでリラックスをしていただく時間を持てることが肌へのご褒美となります。
肌再生機能の活性化や、リラックスする事で自律神経のバランスが整い精神的な安定も美肌につながります。
ホメオスタシスとは、生体の内部環境を一定に保つ仕組みで、恒常性維持とも呼ばれます。
【ホメオスタシスについて】
- 体温や血糖値、血圧、呼吸、免疫などの生理機能を調整する
- 体内の様々なプロセスが正常に行われるために、安定した状態が必要です
- ホメオスタシスを維持するには、自律神経、内分泌、免疫の3つのシステムが働きます
- ホメオスタシスを維持する働きは脳にプログラミングされており、特に視床下部が自律神経の調整をしています
- ホメオスタシスが崩れると、機能に障害が生じ、病気に結び付くこともあります
【ホメオスタシスの例】
- 体温が下がると鳥肌になり体温の低下を防いだり、体を震えさせて強制的に運動を起こして体温を上げる
- 体温が高くなった時に、発汗を促して体温を下げる
- 外傷時に傷口がふさがる
- ウィルスなどの病原微生物などを身体から排除する
また、心理的にもホメオスタシスがあり、それは、現在の生活の仕方や環境をできるだけ維持しようとする心の働きです。
ダイエット中の停滞期は、ホメオスタシス(恒常性)という機能の働きによるものと考えられています。ホメオスタシスとは、体が一定の状態を保とうとする機能です。
【ホメオスタシスとダイエットの関係】
- ダイエットで急激に体重を減らすと、脳は生命が危機にさらされていると判断します。
- 脳は「なるべくエネルギーを消費しないように」と指令を出すため、痩せにくい体になってしまいます。
- 栄養が偏ると身体は必要な栄養素を摂取しようと、ホメオスタシスを機能させようとします。
【停滞期を乗り越える方法】
- 停滞期を乗り越える食事として、チートデイを取り入れる。
- 食事制限は控える。
- 食事の栄養バランスを整える。
- トレーニングの種類を変えてみる。
- 筋肉量を増やす運動をする。
- 心理的アプローチで停滞期を克服する。
【ダイエットのポイント】
- 1ヶ月に減らしてもいい体重は体重の5%までと言われています。
- 1カ月でダイエット前の体重の5%程度以上減量すると、ホメオスタシスが働いて停滞期に入るとされています。
- 裏を返せば、1カ月の減量を5%未満にすれば、ホメオスタシスを機能させずに減量できる可能性もあるでしょう。
- 絶食や過度な運動、偏った食事のダイエットを行わないようにしましょう。
- 自分にできる目標や計画でないとダイエットは続きません。
ダイエットでリバウンドする理由
ダイエットの定説としては、最初は順調に体重が減っていき、停滞期を迎えて変動がなくなり、それが過ぎるとまた体重が減っていきます。疑問なのは、基礎代謝よりも摂取カロリーが少なければ確実に痩せていくはずなのに、なぜ停滞期が生まれるのでしょうか。
これは身体の性質に由来しています。人間は飢餓状態(摂取カロリーが基礎代謝より少ない状態)になると、基礎代謝を抑えて、餓死から逃れようとする防衛反応が起こります。これを「ホメオスタシス効果」といいます。この効果により、体重が減らない停滞期が発生します。そしてホメオスタシス効果は、一ヶ月に5キロ以上体重が減る状態の時に、最大限発揮されるとのこと。
つまり停滞期に入ったら、ダイエットのペースをゆるやかにして、食事を減量期よりも少しだけ多くすることが大事です。身体が「この摂取カロリーなら餓死しない」と判断すれば、ホメオスタシス効果が薄れ、減量期に再突入できるのです。
遭難した人が、わずかな食料で何日も生き抜いたというよくある話は、このホメオスタシス効果のおかげです。ダイエットには邪魔なものですが、人間の生存本能としては正しい反応なので、悪者ではありません。身体の調整機能としてはかなり高度なものです。
この停滞期(ホメオスタシス効果が最大に働いている時)に、「ああ…だめだ」とあきらめてしまうと、ダイエットは成功しません。なおかつ基礎代謝が落ちているところに、普通の量のカロリーを摂取すれば、恐怖の体重リバウンドが激しく起こります。
ダイエットのリバウンドとは、ダイエット後に体重が増加してしまうことです。ダイエットを経験した人の約6割がリバウンドを経験しているといわれています。
【リバウンドの原因】
極端な食事制限、過度な運動、睡眠不足、ストレス、 目標達成後の食事や運動の習慣の完全なリセット。
【リバウンドを予防するには】
- 無理のないダイエット計画を立てる
- 極端な食事制限を避ける
- ゆっくり時間をかけて減量する
- 質の良い睡眠を十分にとる
- ストレスを溜め込まない
【リバウンドの悪影響】
- リバウンドを繰り返すと、筋肉量が減って脂肪が蓄積しやすくなる
- 無理なダイエットを繰り返すことで、食事制限に身体が反応しにくくなり、痩せない身体になってしまうリスクがある
【リバウンドの対策】
- ダイエットに成功した状態を維持するには、その後もある程度の食事制限や運動を続けなければならない
- 数値に加えて、その体型を維持することも目標に加える
- 薬だけに頼るのではなく、運動や食事にもできる限り気をつける
内海聡先生

私はかなり前ですが西洋医学に失望し、漢方や鍼灸の勉強をしていたことがあります。
したがって東洋医学も全否定はしませんが、最近の診療手法はかなり狂っています。
たとえばそもそもの東洋医学は、食や気功、精神性や姿勢が重要な要素を占めていましたが、今は漢方薬をいかに売るかや、やいかに鍼灸に通ってもらうか、が主眼のようになってきています。
「漢方薬は体質を変えてくれるから、飲み続けなさい」などと言って売っている傾向があるようですが、漢方で体質なんて変わりません。
本来は漢方薬も鍼灸も病気になった時だけに施した対症療法です。
有名な韓国ドラマ「チャングムの誓い」をご覧になった方は、思い返してみてください。
皇帝でさえ、毎日漢方薬を煎じて飲むようなバカな真似はしません。
病気になった時にだけ、鍼灸と併せて一時的に利用していただけです。
やはり、皇帝の健康を管理していたのは、食官(食を司る官位)だったのです。
そしてこれはあらゆる古典医学では共通のことなのです。
現代西洋医学は戦場医学から始まったアロパシー医学=対症療法ですが、対症療法だから間違っているわけではありません。
心筋梗塞になったり重症感染したり吐血したり車にはねられたら、対症療法は効果を発揮します。
問題は慢性的な病気=現代的な病気です。
たとえば癌、膠原病、アレルギー、難病、精神病、遺伝病などは、対症療法では治らないばかりか、続けるとより悪化してしまいます。
所詮ホメだろうがフラワーレメウィだろうがサプリだろうが水素水だろうが、漢方や鍼灸と同じ対症療法に過ぎません。
最も重要なのは基礎的な日々の食事と精神であって、自然治癒力を上げる未病を防ぐことが最も重要です。
未病とは病毒を取り去れば百病発する時なし、これ未だ病ざるを治すという考え方で、いわば悪しき病根が発症する前に排除しておけば病まないということです。
対症療法という考えはあらゆる人々に広がっていますが、視点を変えると社会でも対症療法しかしておらず、世の中のために活動しているという人々もまた、対症療法の権化です。
わかったふりをしても「目先よければ、すべて良し」にとらわれ、「とりあえず痛みをやわらげて」「急いで咳を止めてくれ」「早く熱を下げてほしい」と、社会問題を取り扱う視点が同じです。
病気も政治も経済も皆そうですが、対症療法的手法から離脱しない限り、ずっとこのままなのです。






