ふと鏡を見て「最近、顔が長くなってきた」と思うことはありませんか?
20代の頃はシャープだったフェイスラインも、いつの間にかもったり…。
鼻の下も長くなって、顔全体が伸びているような印象を受けることがあります。
実は人の顔は、肌のたるみなどいくつかの原因によって、だんだん長くなっていきます。
若年層はあごがシャープで顔全体が引き締まっています。
しかし40代ぐらいから、徐々に顔の下半分がもったりとしたU型へ。
さらに年齢を重ねると、全体的に四角くなっていきます。
顔全体は長く伸びたようになり、逆三角形だった
20代の頃の顔とは、明らかに違う形に変化していくのです。
中顔面(ちゅうがんめん)
中顔面とは、目の上から鼻の先までのこと。一般的には目の上から唇までを指すこともあります。
中顔面が長いと、顔の余白が広くなり、顔全体が大きく見えます。
一方、中顔面が短いとバランスがとりやすく、小顔で若々しい印象を与えます。
人中(じんちゅう)
人中とは、鼻から上唇にかけてある縦の溝のこと。
見た目年齢を大きく左右すると言われています。
年齢を重ねると人中が長くなり、オランウータンのような顔になっていきます。
一方、若い人は人中が短く、上唇がめくれ上がっているようになっています。
⚪︎ 顔が長なる理由
- 肌のたるみ
- 表情筋の低下
- 咬筋の肥大化
- 骨の萎縮
⚪︎ 顔が伸びやすくなる生活習慣
- 口角が下がっている
- 食いしばり
- 悪い姿勢
⚪︎ 顔が伸びないための予防と対策
- 口角を上げて過ごす
- 表情筋のエクササイズ
- 咬筋や側頭筋を緩ませる
・咬筋の緩ませ方
咬筋の緩ませ方はとても簡単。
軽く「あ」と言うだけで、上下の歯に隙間ができて咬筋が緩みます。
本来、上下の歯はぴったり重なっているのではなく、少し隙間が空いています。
しかし食いしばりグセがある人はギュッとくっついているので、そこを緩ませてあげましょう。
・側頭筋の緩ませ方
耳の上あたりに指の腹を当てて、頭をつかむようにもみほぐしましょう。
食いしばり癖がある方は、側頭筋も硬くなっているので、揉みほぐすことで咬筋も緩みやすくなります。
- UVケア
- バランスの良い食事
・ビタミンA、C、E
ハリのある肌を作るにはさまざまな栄養素が必要ですが、なかでも積極的に取りたいのがビタミンA、ビタミンC、ビタミンE。
これらは抗酸化作用によって活性酸素による肌へのダメージを予防してくれる栄養素。
ビタミンAは肌を健やかに保ち、ビタミンCはコラーゲンの生成をサポート。ビタミンEは血流を促進してくれるので、肌に必要な栄養がスムーズに運ばれやすくなります。
・たんぱく質
肉、魚、大豆などたんぱく質を豊富に含んだ食品を積極的に摂ることも大切。
たんぱく質は、肌のベースとなる栄養素。
ハリや弾力のある肌を保つために、たんぱく質は毎食しっかり摂取するようにしましょう。
・カルシウム
牛乳やチーズなど、カルシウムを豊富に含んだ食品は、骨密度の低下を予防。
鮭などカルシウムの吸収をサポートするビタミンD
を含んだ食品を一緒に摂ることも大切です。
・左右の歯でバランスよく噛む
左右の歯で、バランスよく噛むのも有効。
咀嚼の際、どちらか一方ばかりで噛んでいると、片側だけ咬筋が発達してしまう可能性があります。
右で咀嚼したら、次を左にするなど、意識的に両側を使うようにしましょう。
- 適度な運動
- 保湿
まとめ
人の顔は、加齢などいくつかの原因によって、長く見えるようになります。
その原因は、肌のたるみ、表情筋や骨密度の低下などさまざま。
エクササイズや食生活など、いくつかの方法で、予防や対策をすることができます。